【U-19アジア選手権】バーレーン旅行記① 羽田空港まで
10月23～25日にかけて、バーレーンに行ってきた。現地にいたのは24日午前～25日早朝だけなので、ほとんど日帰りといっても差し支えない期間だけど。
目的は「AFC U-19アジア選手権」の準々決勝、日本対タジキスタンの観戦。結果はご存知のとおり日本が4-0で完勝し、来年5～6月の「FIFA U-20ワールドカップ」への出場権を5大会（なんとその間、10年！）ぶりに獲得した。
すでに大会は終了しており、日本チームはこの勢いそのままに、7回目の決勝進出に続いて史上初の優勝をなしとげている。
「ゴールはケチャップのようなもの。出ないときは出ないけど、出るときはドバドバ出る」とは本田圭佑が引用して有名になった言葉だが、どうやら大舞台の勝敗にもそういうところがあるらしい。
いまさら試合のレポートを書いても仕方がないので、ここにバーレーン旅行記的なものを残しておこうと思う。べつに自分の紀行文に需要があるとは思わないが、見知らぬ土地を旅行するにあたって先人の記録が非常に役立ったためである。
旅の準備
ある程度まではここに書いた。
直前になって怖くなったため、現金は200ドルほど用意した。また、現地通貨の1バーレーンディナール（BHD）を300円と書いているが275円ほどだった。当時の自分はいったい何を調べたんだ。両替レートが悪くてもさすがにそんなにしない。
「日帰り」とはいっても地元の空港を出発とすると0泊4日になるため、着替えなどは3日分ほど用意しておいた。また大分トリニータのサポーターに連絡し、坂井大将と岩田智輝の横断幕をお借りした。（テレビカメラに拾われたらうれしい。）
基本的に荷物が多い人間なので、これらのものや撮影機具、お土産用のスペースなどを加味した結果、カメラを入れられる大きめバックパック、機内に持ち込めない程度のスーツケース、小回りの利くショルダーバッグの3点体制となった。この時点で旅慣れしていない感満載である。
出発まで
フライトは夜だったので、J3リーグ戦の大分トリニータ×グルージャ盛岡（4-2で勝利）を見届けた。普通に強かったので昇格の期待大。今季の後藤優介は裏抜けシュートにコントロールミドル、フリーキックとなんでもござれのルーニーみたいだ。
せっかく遠出したので搭乗前に別府あたりで温泉に行こうと思ったけど、国際線機内で硫黄臭を発するわけにはいかないので銭湯っぽいところにした。コーヒー牛乳も飲んだ。もちろん、みどり牛乳。
空港で見つけたので飲み食いした。名物のかぼすハイボールと太刀魚のフライ。ハイボールは甘さ控えめで全世界に売り出したい味だったし、太刀魚はふわふわしておいしかった。断面図（？）みたいなのを撮っていなかったのが悔やまれるが、食べかけを想起するので見るのは苦手。
田舎空港 to 都会空港
日曜夜ということもあって、羽田行きのソラシドエアは満席だった。サッカーを見てから銭湯に行ったということで、とてもよく眠れた。いつも着陸時に「海ほたる」が目に入るけど、車のライト一つ一つにバブリーな人間像を重ねてしまう。
そんな感じで羽田空港に着いた。ここまでくると仕事のことをある程度、忘れられる。
この仕組みでいけばエアインタビューは機上インタビューになるのか……それはたいそうレア感あるな……。 pic.twitter.com/9QJcLQ7BHl
— C (@catenazioni) October 23, 2016
解放感から、くだらないツイートをした。
悲劇なきドーハへ
今回は羽田発ドーハ行きのカタール航空を使ったが、ここからはるばる成田まで行くと考えるとゾッとする。東京から離れて暮らしていると、なおさら羽田国際便のありがたみがよく分かる。（といっても、成田発の国際便はロンドン行きの1回しか使ったことがない）
噂には聞いていたけれど、中東の航空会社はいつも出発時刻が早まる。2014年春にドバイに行った時も到着がギリギリだったので焦った。でも出国手続きが意外とすんなり終わるので、着いてみると意外と時間が余る。
雰囲気がある人たちと同じタイミングで出国手続きをした。知人に写真を送ったら「トイレットペーパーがおしゃれ」と言われたが、たぶんそういうことじゃないと思う。
残虐な刑罰を想起するカウンターがあった。多言語表記なのは良いことだが、日本語表記が複雑すぎて、看板の意味する内容を正確に認識するのは難しい。その点「Duty Free Pick Up」は感覚的ですごい。
このあたりで解放感がすごくて、ありがちな旅インスタを投稿した。
そのパスポートの表紙が見え隠れしているのはなんなんだ。言うまでもなく、日本の成人はみんな同じものだ。あとは、ラウンジカレーがないのが惜しい。……が、いま振り返るとそういう問題ではない。
ここから11時間の空の旅を迎えるわけだが、2000字を超えてしまったので次回へ。
