失った10年を取り戻せ、U-19日本代表が発表
10月13日からバーレーンで行われる「AFC U-19アジア選手権」に臨む日本代表メンバーが28日、発表された。
大会は来年5~6月に韓国で開催される「FIFA U-20ワールドカップ2017」の予選。ベスト4以上(開催国・韓国がベスト4に入った場合は5位以上)が本大会に出場できる。
日本代表はこれまで4大会連続で出場権を逃しており、前回出場は2007年の「調子乗り世代」にまでさかのぼる。すなわち、今大会は失われた10年を取り戻すための戦いとなる。
今年のU-19日本代表は1997年以降に生まれた選手が対象で、彼らは2020年の東京オリンピックで23歳を迎える世代。五輪チームの中心を担うであろう選手が並んでいる。
GK
1 小島 亨介(早稲田大)
12 廣末 陸(青森山田高)
23 若原 智哉(京都U-18)
DF
22 板倉 滉(川崎F)
3 中山 雄太(柏)
16 岩田 智輝(大分)
6 初瀬 亮(G大阪)
4 町田 浩樹(鹿島)
2 藤谷 壮(神戸)
19 舩木 翔(C大阪U-18)
5 冨安 健洋(福岡)
MF
10 坂井 大将(大分)
8 三好 康児(川崎F)
11 長沼 洋一(広島)
7 神谷 優太(湘南)
17 市丸 瑞希(G大阪)
18 遠藤 渓太(横浜FM)
15 堂安 律(G大阪)
21 原 輝綺(市立船橋高)
FW
13 岸本 武流(C大阪)
9 小川 航基(磐田)
20 岩崎 悠人(京都橘高)
14 中村 駿太(柏U-18)
U-17日本代表としてワールドカップ2013に出場した経験があるのは三好と坂井の2人のみで、アジア選手権2014でベスト8となったU-16メンバーも堂安と冨安だけ。すなわち、あまり世界経験のないメンツだと言える。
自分がユース年代をよく見ていた2012~14年に高校生だった選手が大半で、それなりに見知った選手も多い。とくに大分U-18から史上最多となる2人が選ばれた*1ということで、これまでとはまた違った思い入れのあるチームだ。
世界進出戦となる準々決勝は現地で観戦する予定。とはいえ、常にアジアのサッカー界をリードしているイラン、2022年にワールドカップ開催を控えるカタールなど、グループリーグから強敵との対戦が続く。初戦のイエメン戦で勢いをつけて、なんとかトーナメントまでたどり着いてもらいたいというのが素直な思い。
*1:吉平翼が落選したのは残念だったが……。