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たぶんサッカーの話が多いです。

【九州高校新人大会】SNOWING・SAGA(2/10)

2月10~11日に、佐賀県であった九州高校新人大会に行った。

大雪の懸念があったので前日入りしたが、自宅から車で向かう途中の国道で積雪があり、スリップで死にかけた。深夜に到着し、佐賀市内のカプセルホテルで缶ハイボールを飲み、大浴場で交互浴をしてから就寝。わりと風情があった。

 

朝起きると、平地の市内中心部でもうっすらと積雪があった。

1試合目の会場である佐賀県総合運動場に向かっているとどんどん雪が強くなり、着いた頃には一面雪景色だった。

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思い出すのは2014年冬の大会。

大分県での開催だったが、スポーツ公園への坂を登れないくらいに雪が積もり、1日目が中止になった。グラウンドはそのまま芝養生に回され、土グラウンドでの九州大会という貴重な体験ができた。あの時に見た鹿児島実業×大津は地味に「人工芝反対派」になったきっかけだったかもしれない。

今回の運営は雪にも負けず、試合は普通に行われることになった。

龍谷高(佐賀)×鹿児島城西高(鹿児島)

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本格強化4年目にして初めての県優勝を成しとげた龍谷が、冬の選手権大会で長崎総合科学大附属を倒して名を上げた鹿児島城西に挑むという構図。

龍谷は[4-4-2]。FW8日高諒也(2年・ディアマントFC)とFW11矢上駿(2年・北九州U-15)を中心とした前線の推進力を、MF10横山順(2年・筑後FC)とMF14横山太一(2年・福岡U-15)のボランチ横山コンビが支える。

サイドバックのDF3黒木聖也(1年・Wウイング)は、2015年の九州クラブユースU-15で印象に残っていた選手。他にも沖縄県出身者が多い。大分県からも多くの選手がいて、スタメンにはMF15後藤嵩裕(1年・スマイスセレソン)が出ていた。

スローガンの「POSITIVE FACE! POSITIVE THINKING! POSITIVE ACTION!」は今風の精神論で結構好き。

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鹿児島城西は[4-2-3-1]っぽい。GK1泉森涼太(2年・和泉FC)、セカンドトップMF10大脇瑞城(2年・鹿児島育英館中)など選手権メンバーも並ぶ。DF生駒仁はU-18日本代表のスペイン遠征で不在だった。

サイドバックのDF16鎌田悠斗は左足のキックが鋭く、ワントップのFW9都留優晴(2年・ブレイズ熊本)は足回りが良くて縦に走れる。左利きの選手が多く、ボランチのMF13山田清貴(2年・愛知FC一宮)はセットプレーで多種のキックを見せた。

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試合は3-1で鹿児島城西高の勝利。

先制したのは龍谷。開始直後に雪に慣れない鹿児島城西ディフェンダーを尻目に、一人だけ普通に走った龍谷のFW11矢上が流し込んだ。鹿児島城西もCKで前半のうちに追いつき、1-1のまま折り返し。

後半は鹿児島城西がハイプレスを敢行。雪が消えたため地力の差が出たか、FW9都留がCKの折り返しを決め、仕上げにエースFW10大脇が自分で得たPKを沈めた。

この時点で嬉野市会場の試合が続行不可能になったため、午後の試合は中止が決まった。何も見られないのもあれなので、試合中の佐賀市健康運動公園競技場に向かう。

・大分(大分)×大津(熊本)

着いたときにはすでに後半20分、0-2で大津リードの状況。ひたすら目の前で大分のDF林孝伸(1年・郡中)がロングスローを投げ続けていた。

大分のフォーメーションは[4-4-2]。高校選手権で得点したMF10嶋津翔太(2年・大分中)とMF7川﨑脩斗(1年・大分中)はいずれもサイドハーフ起用だった。

大津は全員が1年生の[3-4-2-1](?)。ブレイズ熊本、ソレッソ熊本の県内二大巨頭の選手が並ぶが、そういえば九州クラブユースU-15で大分U-15がボコられたのを思い出した……。

試合についてはほとんど動きがなかったのでノーコメント。大分のモチベーションが高そうに見えなかったのが気になった。

 

2日目はまたの機会に。