【スペイン旅行記①】羽田からドバイに行けず中国へ
2月21日~26日にかけて、会社を休んでスペインに行ってきました。
たくさん写真を撮ったのですが、とくに成仏させる場所がないので、ほとんど読まれない旅行記を書きます。(このまえ書いたトリニータのエントリ1本でバーレーン旅行記6本の3倍くらいのアクセスがありました)
とにかくトラブル続きだったので教訓にしていただければ。だいたい自分の責任なのであれですが。
北九州空港→羽田空港
最寄りの空港に着くと、乗る予定だった飛行機(SFJ92)が欠航になっていた。
この日は羽田空港の上空で強風があったためダイヤ(?)が乱れていたらしい。21:00発便は満席だったため、前扱いの21:30便に振り替えてもらった。
エミレーツ航空ドバイ行きは0:30発の予定、北九州から羽田はだいたい2時間弱なので、この時点ではギリギリ間に合う予定だった。(いま考えると、出社後に飛ぶというスケジュールが間違いだったのだが……)
空腹だったので、とりあえずやけ酒がてらエビス#126とスモークタン。1階到着ロビーにあるセブンイレブン前のモニターで強風情報を得てからは、嫌な予感しかなかったので一瞬だけ気が紛れた。
飛行機はほぼ定刻に出発したが、羽田上空で異変が起きた。
何度も着陸態勢を取ろうとするが、風があって降りられないのである。モニターには23:39とあるが、すでに2時間以上がたっていた。結局、上空を2周くらいしてしまい、ランディングしたのは23:50くらい。国内線ターミナルから国際線ターミナルまで距離があることを考えれば絶望的だった。
どん。
というわけで、当然のように間に合わなかった。
飛行中に何度か非通知の電話がかかってきていたので、おそらく呼ばれていたのであろう。着いたときには出発5分前くらいだったため、保安検査を受ける時間もなかった。無理なスケジュールで海外に行くのはやめようと思った。(当たり前だ)
羽田空港国際線ターミナル
しばらく茫然としながら、国際線ターミナル内の写真を撮ったりしていたが、異国館あふれる光景にひたっている場合でもない。
東京に残って1週間遊び倒すか、別の便を取ってスペインに行くか、物価が安そうな東南アジアでも行くか、U-20ワールドカップの予習で韓国にするか、いっそもう勢いでロンドンでも行くか、ということをひととおり考えた。
ひとまず到着後に泊まる予定だったマドリードのバラハス空港近くのホテルをキャンセル(前日まではキャンセル無料のプランにしていた)し、いつものようにSkyscannerで検索してみた。許容できる価格のがなかったら東京に残るしかない。
まず、ロンドン行きは各社10万円越えなのでだめ。東南アジアや韓国は安い便もたくさんあったが、気候が分からないうえ、スペイン用の服装しか持っていなかったのでだめ。やっぱり東京に残るか、スペインに行くしかなさそうだ。
最初はマドリード行きの片道航空券を調べてみた。帰りは予約していたエミレーツ航空が使えると思っていたためだ。モスクワ経由のアエロフロートが3万円ちょっとで見つかった。ただ、念のため予約サイトを見ていると、格安航空券は往路を利用しなかったら復路も自動的にキャンセルになるらしい。勉強になった。
そこでマドリード行きの往復航空券を調べると、北京乗り換えの中国国際航空が73,000円、アエロフロートが83,000円くらいで見つかった。余計な出費になる以上、ここは最安値しかない。ここ2年くらいだらだらとロシア語を勉強している身としては、モスクワに行ってみたい思いもあったが、空港内も寒いんじゃないか?とビビってやめた。
2度目のやけ酒。空腹だったが金がないということしか頭にないのでソイジョイを食べた。1階ロビーで充電しながら座って休んでいると、台湾帰りで始発待ちの女子大学生2人組がいたので、2人の地元らしい鹿児島の話をしていた。
はじめての中国国際航空
北京行きは07:10発。外が明るくなってきたので、保安検査を終えて搭乗ゾーンに入った。
うまそうな香りがしてきて何か食べようと思ったが、終わったことを引きずるタイプの人間なので値段を見てやめた。このメンタルコンディションで旅行を楽しめるのか不安になってきた。
空港は普通に楽しい。
スペインに行く前に、ブラジル感あふれるポーズのネイマールがいた。
飛行機に乗ると「中国国内の法律で電波の発生する電子機器は機内モードでも使用できません」という旨のアナウンスがあった。せっかくKindleに原田マハをたくさん入れてきたのに。スペインの地球の歩き方もスキャンしていたのでダメージが大きかった。あと、機体がわりと見たことないくらいのレベルで古かった。
飛び始めて1時間後、機内食が出てきた。オムレツと海鮮麺どっち?的な感じだったので秒でオムレツと発声した。コメントしにくい味だったけど、海鮮麺は強烈な香りを放っていた。やることがないのと眠いのとでずっと寝ていた。
はじめての北京
午前11時すぎ、北京首都国際空港に到着すると、最高の看板に出迎えられた。たぶん空港の保安員を紹介しているのだろうが、めっちゃすごい眉毛をアピールするような敬礼ポーズがイケメンすぎる。左下のサムズアップなんなんだ。
トランジットの保安検査ではライターを捨てさせられた。持っていたらだめらしい。あとカメラを入念に調べられた。
Wi-Fiは空港の無料っぽいやつ(AIRPORT-FREE-WiFi)が何度もつないだけど使えなかったので、Boingo_Hotspotの使うたびに広告をクリックしないといけない無料プランにした。
ただ、前に聞いたことがあったけど、TwitterもFacebookもLINEもGoogleも使えなかったので困った。なぜか通知だけは来て、ポップアップが出てくるので内容は分かるけど、返信できないのがもどかしい。
このあたりは何とか解決することになるが、長くなってしまったので次回。