アズーリの調子に乗らないほうがうまくいく感じは好感が持てる ― EURO2016 Day8
ようやく週末に突入。ずっと休めるわけではないが、寝不足生活は脱却できそう。最後の最後で寝落ちしてしまったのが心残り。
・イタリア×スウェーデン
どこかミッコリを彷彿とさせる雰囲気のエデル（インテル）が低い重心のドリブルシュートを叩き込み、イタリアがお家芸のウノゼロ勝利。キエッリーニのロングスローからの意外性に満ちた流れはたいへんしびれた。鉄壁ユベントスの3バックを前にイブラヒモビッチ（パリ・サンジェルマン）は何もできず。イタリアの守備はスプリントを多用せず、生真面目にスペースを埋めていくような手法で、どこかに前試合の俯瞰動画があったけどすごく美しい。グループステージから勝負強いイタリアなんて違和感しかないが、雑草軍団のモチベーションに期待しながら観たい。余談だけど試合前の国歌では全員がフルパワーで歌っている感じで雰囲気がすさまじかった。
序盤から圧倒的に試合を支配して名手チェフ（アーセナル）から2点を先取したクロアチアだったが、終わってみればスコアは2‐2。責任はサポーターにあった。後半にロシツキー（アーセナル）のアウトサイドクロスからヘディングを決められたが、1‐2で試合を締めにかかろうとしたところでスタンドから発煙筒が投げ込まれてしまう。マンジュキッチ（ユベントス）らが先頭に立って制止するも試合の雰囲気は一変。直後にロングボールからPKを与えてしまい、ネツィド（ブルサスポル）のど真ん中キックがゴールイン。何とも後味の悪い結末となった。クロアチアのサポーターにはサッカー協会を敵視する派閥がいるということだが、勝ちそうになっていることが気に食わなかったのだろうか……。
・スペイン×トルコ
2-0までは見た……2-0までは見たんだ……。（気づいたら外がとても明るかった）
とりあえず試合の合間に見た前日の試合は下記。
・ドイツ×ポーランド（Day7）
寝落ちしてリアルタイムで見られなかったが、今大会初のスコアレスドロー。序盤からがっちり固めるポーランドディフェンスに対し、ドイツはボールをしっかり握りながら展開するも決めきれずといった感じ。いくつか崩しきれそうなシーンはあったし、ミドルシュートやセットプレーで得点機がないわけでもなかった。それでも勝ち点3で迎えたGS第2戦で無理をする必然性はなく、結果はベストじゃないにしろベターなものであろう。0‐0にもいろんな種類があるが、お互いにミスが連続せず、安心して楽しめるタイプの0‐0だった。どうでもいいんだけど、奥寺解説員の分析に納得感が欠片もなくて逆にこれも安心できる。
