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たぶんサッカーの話が多いです。

アモーレがアムールでリュボーフ

ここ2年間ほど続けてNHK語学講座に挫折し続けてきたが、ようやく習慣づいて続けられるようになってきた今日このごろ。

以前使っていたストリーミング視聴では放送翌週の1週間が過ぎると聴けなくなっていた(それでもリアルタイムに比べれば聴きやすいはずだが……)ため、ちょっと忙しい時期にすっかり忘れてしまい、そのままフェードアウトしてしまうという流れを半年ごとに繰り返していた。

それが本年度に入って高梨IT製作所さんの きゃぷる☆しゃべる 1.1.4(1.1.3バグフィックス版) というツールを見つけたことで、ストリーミングの配信が始まる放送翌週の月曜日にダウンロードしておけば、いつでも暇な時間に聴けるようになった。いつでも聴けるという状況は三日坊主を産み落としてしまう心配もあったが、さすがに危機感が出てきたため長くて1週間遅れくらいで何とか追いつくことができている。便利な世の中になったと思う。(もちろん自分は何も作れないので作成者に対する感謝を忘れてはならないわけだが……)

 

現在はフランス語とロシア語を同時進行。とくに目的があるわけではなかったので、EURO2016フランス大会とW杯2018ロシア大会に合わせて選んだ。EUROはもうすぐ始まってしまうけれど……。

フランス語は大学時代に第二外国語で選択していたため余裕で付いていけているが、ロシア語はなかなか難しい。ようやく印刷されている文字を解読できるようになり、ノートで手書きした文字を音読できるようになり、「助詞がないから簡単なのかもしれない……」と思い始めた矢先、「無限活用地獄」ともいうべき現象に陥ってきた。

名詞が男性・女性・中性に分かれるのは、そういう言語が多そうなので仕方がない(それでも3つは多く感じるけど)。形容詞が性変化するのも、複数形で活用するのも、フランス語だってそうだし、まあ仕方がない(それでもより面倒な感じがするけど)。しかし、ここに来て「生格」という知らない概念が出てきた。これが仕方ないとは言いがたいのである。

現状の知識では、生格は「否定」と「所有」を表す際に使うらしい。PCでロシア語を表示するのは面倒なので例文は書かないが、その際に「私」を表す「ヤー」が「ミニャー」になったり、「あなた」を表す「トィ」が「ティビャー」になったりする。名古屋の人かよ。

もちろん名詞もそれに合わせて活用する。それも性変化、数変化、格変化のトリプルパンチだ。「所有」の表現が通常と異なるのはフランス語も同じ(なおかつ同じ「y」を使う)なので、無理やり理解を示そうとはしているが、この先も同様の課題が出てくると考えると気が滅入りそうだ。(実際に6月号のテキストをちらっと見たら不規則変化動詞で埋め尽くされていた……)

 

おかげで英語とフランス語の好感度、ひいては日本語に対する愛着度が爆上がりしている。これまであまり読まずに避けていた法律文書を読むことができましたた。でもロシア語も2年後までにはなんとかがんばります。

 

 あまり関係ない(一応はある)けど、黒田龍之助さんの新書が昔から好き。言語学習を始めようと思ったのはその影響も大きいのかもしれない。これも良い本だった。

ロシア語のしくみ《新版》 (言葉のしくみ)

ロシア語のしくみ《新版》 (言葉のしくみ)

 

 黒田さんの専門はスラブ語というわけで、ロシア語の本も買ってみた。少しでも好きになれるように読みたい。