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たぶんサッカーの話が多いです。

とりとめもなく、中津東。

中津東高ができたのは2009年のこと。中津商高と中津工高の統合によって、いわゆる「実業系」の県立高校として設立された。
もともと中津工サッカー部は県北随一の強豪だった。開校年には中津東高サッカー部も創部し、中津工高の上級生が残っていたため中津工・東の混成チームとして大会に出場。県大会では夏冬連覇の快挙を成し遂げた。
次の全国大会出場は、それから3年後の2012年冬。純粋な中津東高のチームとして初めて大分県を制した。主力となった当時の3年生は創立時の中学3年生。「県内最強の中津東」を志して入った世代の生徒たちだった。
この年から、冬の選手権では県3連覇。今では、1年生から3年生まで全員が県選手権優勝翌年の入学生となった。3年間でワンサイクルとなる高校生チームにとって、3連覇というものはとても大きい。
今年の1年生は初優勝世代をほとんど知らないという。しかしクラブユース育ちの選手も迷わず進路を決めたといい、「中津東でなら選手権に出られると思った」と自信を持って話す。「勝者のメンタリティー」というものは、きっとこうやって作られていく。

 

今年も夏の大会で頂点に立つことはできなかったが、先輩たちが3年間苦しみ続けてきたベスト8の壁は越えた。冬には大分県にとって前人未到の壁が立ちはだかる。

冬の選手権で4連覇をしたチームはいまだゼロ校。チャンスがあるのはもちろん一校。ワンサイクルの歴史が育てた全員で打ち破ってくれることを期待したい。